新築の一戸建てを売買するとき、売買価額には土地の価額と建物の価額が含まれています。  土地の価額は、立地や形状などによって周辺の価額帯は、最近の近隣の売買事例を見て おおむね調べることができます。  一方建物の価額は、面積だけでなく、構造や設備によって低く抑えることも、ぜいたく に作ることもできるでしょう。

 売出のパンフレットなどには土地と建物を合わせた、総額の売出価額だけが表示されてい るかもしれませんが、不動産会社に尋ねると、その内訳は教えてもらえます。  お買い得と思ったら、建物の建設費が低い、設備が不十分だったりしたらせっかくのマイ ホームの喜びも半減です。売出価額だけでなく、土地と建物、それぞれの価額を、ほかの物 件とも比較してみて、後悔のないマイホームを手に入れてください。

新築の一戸建てを売る人が注意するべきポイント:建築時の資料を探す

不動産を売買する場合、土地の立地や面積などは登記簿謄本を見れば確認できます。 一方、建物については、面積や構造は登記簿謄本でわかりますが、設備については メーカーや仕様を明らかにすることができれば、建築時期によってはメーカー保証 が継続していることもあるかもしれませんし、メーカー保証期間は過ぎていても、 付加価値につながります。  マンションの場合には、購入時のパンフレットなどで概要がわかりますが、新築の 一戸建ての場合、建築確認書や、重要事項説明書など、建築時の資料が有効です。  売買にあたって、せっかくの不動産の付加価値をアピールするため、建築時の資料 はでいるだけ揃えておきましょう。