新築のマンションの売買では、内装も外装も新しいので、建物としてのトラブルは無いと言っても良いでしょう。しかし周辺環境に注目してみることで、内装や外装の劣化の進行が早いか遅いかを見抜くことかできます。新築のマンションは、鉄骨鉄筋コンクリート構造であっても、鉄筋コンクリート構造であっても、湿気が少ない環境が理想的です。湿気が少ないかどうかを見極めるポイントは、周辺環境に河川や湖沼があるかどうかです。河川や湖沼がある場合は、日の当たりにくい北側は乾燥しにくいのです。

風通しが良ければ大丈夫ですから、不動産会社との売買契約に望む前に、下見をすると良いでしょう。マンションの敷地が、北側に風通しを確保できるだけ幅があれば、理想的です。北側に駐車場や駐輪場があれば、その条件は満たしやすくなりますので、安心して売買できます。

新築のマンションを売る人が注意するべきポイント:瑕疵担保責任

マンションの売買の際には瑕疵担保責任というものが必ず出てきます。これは購入した人を守る重要な売り主側の責任です。瑕疵担保責任とはどういうものかというと、売買された住宅に隠れた欠陥があった場合に売主が買主に対して負う責任のことです。契約時に買主が瑕疵を知っていた場合は対象外です。種類としてはいくつかあり、雨漏りなどの物理的な欠陥、事故があった等の心理的な欠陥、契約時に買主側に著しく不利な条項が含まれていた等の法的な欠陥です。また、瑕疵担保責任は売主が知っていても知らなくても指摘された場合は責任を負わなくてはいけません。期間は引き渡しから2年間としているのが一般的です。