マンションは鉄筋コンクリート造が一般的な構造ですから、十分な耐久性が確保できるために中古マンションも良い選択となります。中古マンションの売買で注意するべきポイントは、極端に古い物件を避ける点にあります。近年では耐震工法が盛んに採用されていますが、中古マンションでは耐震工法が採用されていないことがほとんどだと言えます。中古マンションの売買では、1981年以降の新耐震基準によって設計された物件を選ぶことが大切です。新耐震基準で設計されたマンションであれば十分な耐震性を持っていますので、安心して売買することが可能となるのです。

近年では、中古マンションをリノベーション目的で購入する人が増えていますが、構造体をリノベーションで改修することはできませんので、新耐震基準のマンションを選ぶことが大切なのです。

中古のマンションを売る人が注意するべきポイント:売却価格にこだわりすぎない

中古マンションを売買するにあたり、買主は安く買おうとしてきます。そのときに売主は最初に提示した売却価格を気にしすぎてはいけません。何故なら、買主が売却価格より安値で提示しているということはそれぐらいの価値しかないと買主は思っているからです。結果もし売主が売買を拒否し、その不動産を持ち続けることになると本末転倒です。売主が売りたいと思っているなら、買主が出てきただけでもラッキーと思うべきです。売却価格にこだわらないで売ることに重点を置きましょう。そしてその中古マンションを売り、その資金をまた、売主自身のために使うのが一番です。